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家具の修理 / 家具の塗装


良く作られた家具は、長く使い続ける事ができます。
使うほどに、木材本来の持つ味わいが深まります。
しかし、長い月日が経つと、ガタつきや湾曲が生じます。

安い家具であれば、新しいものに買い換えれば済みます。
しかし、品質の良い高級家具や、使い続けた愛着のある家具を、綺麗な状態で
使い続けることが出来れば、これほど素晴らしいことはありません。

わたくしは、長年、家具の修理に携わって来た経験から確信しているのですが、
人間同士に愛情があるように、人と物のあいだにも愛情があります。

家具に愛情を込めた修理を施すことで、 一生の使い続けることも可能です。

修理が可能かどうかを相談する事で、 お手元にある家具が今一度、蘇るかも知れません。 是非、当社の技術にご相談ください。

【ご注意】
木部の修理・塗装と張替えは、別のお見積もりとなります。
木部の修理・塗装に加えて、張り替えをご希望される場合は、
ご依頼時に、必ずその旨をお伝えください。


テーブルなど

テーブルは板とそれを支える台座によって構成されます。
修理作業は、まず両者を分解し、それぞれについて修復計画を立てます。



1.表面は塗装が色あせて、台座となる脚部もガタツキがありました。
2.天板部分はサンダーを掛け古い塗装や傷を落とします。
3.土台部は折りたたみ式だったので、分解して接合部を補修しました。


4.下地を処理して、もともとの色合いを考慮しながら塗装しました。
5.仕上げは、高度な技術を要するウレタン吹き付け塗装を施しました。
 ウレタン塗装は、対候性、対年性ともに、もっとも優れた処理といえます。
 木工技能者で、これを扱える者は、なかなか居ません。
6.テーブルの裏側にはERCOL 377 MADE IN HIGH WYCOMBE  
  BUCKINGHAMSHIRE ENGLAND 1981 と刻印されていました。

※ERCOL(アーコール)とは
  1920年イギリスはバッキンガムシャーでルーシアン・アーコラーニーによって設立された社名です。1940年代にスティーム ベンディングの技術を完成させ、イギリス楡(にれ)を曲げて作る独特のスタイルで家具を作り続け数々の賞を受賞しています。


椅子など

同じく上記テーブルと同時に受けたERCOL社の椅子の依頼です。

繊細な部材で構成された椅子は、複雑なメカニズムを持つため、修理には特に神経を使います。修理作業は丁寧に部材を解体することから始めます。


1.テーブルに劣らずの高級な木材家具ですが、ずいぶん痛んでいます。
2.背の頂上部はペットにかじられて、ガジガジの状態です。
3.まずは、木材を痛めないように、丁寧に丁寧に全ての部材を分解します。


4.ガタツキを補修して、最接着しなおします。接着されるまで固定します。
5.テーブル同様、着色後にウレタン塗装を施しました。
6.細かい部分が多いためウレタン塗装は特に高度な技量を要します。



いかがでしょうか?
テーブルと椅子を修理そして塗装したものを納品した様子です。
空間が見違えるようになりました。
フローリングとピッタリの色合い、反射の美しさからは神々しさすら感じます。


その他の家具類

木材以外の素材に関しても修理対応可能なものもあります。
また、本箱や他の備品などの修理も対応できる場合があります。
大手ホテルの宴会で使用するパーティションも、数多くの実績を持ちます。



修理対応の可能、不可能については、諦めずにご相談ください。
可能な限り、ご相談に乗らせていただきます。


          ご料金・お見積り方法はこちらを参照ください。

家具の修理、家具の塗装などの数多くの実績は、ブログにて公表掲載しております。当社の確かな技術による、作業プロセスなどをご覧下さい。

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